12月3日に流れた衝撃
「2030年にガソリン車販売禁止」の報道はなかなかインパクトが有ったのか、SNSでは結構熱く思いをぶちまけてる人が多かったですね。
僕が個人的にオモシロイと思ったのは、若い人でも枯れた技術のガソリンエンジンを熱狂的に支持してる人が多かった事です。
なんか若者って反骨精神や進取の気風に溢れ、古きを捨て新しいものへの渇望が旺盛かと思ってただけにびっくりでした。
豊田社長が口を開く
そんな騒動冷めやらぬ18日に自工会会長として、トヨタの社長でも有る豊田会長がオンライン取材で「自動車業界のビジネスモデルが崩壊する」との意見を述べ、これまたSNSの車好きには支持されてましたね。
なにかに付けて車好きの琴線に触れる発言の多い豊田社長だけに、今回も納得の内容と共に支持されるんでしょうね。
気になることがチラホラ
さて、ちょっと気になった今回の騒動ですが、経産省辺りからの漏れた情報を某新聞社が記事にして一気に広まったって感じですが、単なる飛ばしなのか意図的なリークなのかで面白みが変わってきますよね。
大体日本のお役人ですから、こんな事はしっかりと根回しするんじゃあないですか?
なんかプロレスチックですよねぇ。
そもそも日本のCO2排出量は外務省の発表ですと、2019年は中国の93億200万tがダントツで、次にアメリカの47億6,130万t、インドの21億6,160万t、ロシアの15億3,690万tにつづき日本が11億3,240万tです。
日本もなかなかの数字ですが、上位3位だけで162億t超えてるわけですから、日本だけ頑張っても焼け石に水ですよね。
2030年は日本だけじゃない
とはいえイギリスは2030年にガソリン、ディーゼル車の販売禁止、米カルフォルニアも2035年には新車はゼロエミッション車にしたいようです。
当時(というか今現在も)日本はガソリン車の販売は2050年までとしており、若干このトレンドからは乗り遅れ気味です。そこでこの情報ということですね。
火のないところに煙は立たないので、これはどこぞから出た情報だとは思いますが、これが飛ばし記事なのかはたまた巧妙なリークなのか・・・
2030年ガソリン車販売禁止はやらせ?
多くの車好きの動揺を誘っておきながら今回の自工会会長の発言は、2030年のガソリン車販売禁止は早すぎるねという流れを作るにはいいタイミングだったともいます。
が、それはどういった意味で何でしょうか?だから2050年まではガソリン車を売ろう!といった流れか、だったら原発作ります?か、はたまた太陽光、風力、潮流などのクリーンエネルギーに投資しましょう!って流れになるのか、なにげに楽しみではあります。
ですが何かにつけて増税をしたがる政府のいいネタにだけはして欲しくないなぁ。
ちなみに僕はEVには期待しています。インフラと価格の問題が解決したら是非欲しいと思ってます。