クーペルックってなんやねん(´・ω・`)
2021年2月18日にホンダからSUVの新型ヴェゼルが発表されました。
クルマとしてのデザインの良し悪しは置いておき、ここ数年の珍妙なゴテゴテしいホンダから脱したのは良かったのかなぁと個人的には思います。
でもこのヴェゼル引っかかります。スタイリッシュなデザインとしてクーペルックを採用したとか、これに限らずトヨタのCH-RやマツダのCX-30、海外ではBMW X2なんかもスタイリッシュな所謂クロスオーバーSUVを作ってます。
クーペルックはSUVにとどまらずセダンにも有るんですが、なんかこう中途半端なもやもや感があります。
なんでセダンもSUVも使い勝手をかなぐり捨ててまうん?と聞きたくなります。
みんな使い勝手がいいからSUV買ってるんじゃないんですかい?
あのズングリした無骨な雰囲気がRVの良さではなかったのかと。
それを実用性を捨て去り見てくれだけ真似たところで、餃子をおしゃれにスイーツっぽくしただけですやん、そんなの生八つ橋「おたべ」ですやん。おしゃれなマカロンがクーペだったらクロスオーバーSUVは正におたべですね。おたべ。
ちなみに僕は甘党なのでおたべ大好きですよ。B2爆撃機みたいでかっこいいですしね!
ひょっとしたらオシャレかつスタイリッシュな「おたべ」も有るのかも知れませんが、やはりもやもやが止まりません。
クーペの良さはクーペだから
さっきも言いましたがドアが2枚しかなく、屋根が低い不便さだからクーペのカッコよさって有るんですよ。
セダンやSUVの屋根を低くしてウエッジシェイプにしたりして、使い勝手を悪くしてまでスタイリッシュなクーペルックにするなんて、形だけのカッコよさでしょ、クーペのカッコよさに憧れてるだけでしょ、クーペっぽくして不便になってるんだから、素直にクーペ買ばいいのに誰も買わない。解せませんな、クーペの人気の無さが解せん。
とは言え、詰まるところスタイリッシュなクルマとはクーペなのだと、自動車メーカーもユーザーも自白したようなものです。クーペカッコいい。
クーペ有りき。クーペはスタイリッシュと共にあり、クーペとはスタイリッシュであった。クーペはスタイリッシュと共にあった。なんて言葉もあります。(多分ない)
なるほど、ならばセダンやSUV共がクーペを模倣するのも納得です。要するにクーペカッコいい。
でもこのままだとデザインの敗北ですよ、本来セダンにはセダンのカッコよさ、SUVにはSUVなりのカッコよさを掘り起こしていかないと、4ドアクーペもクロスオーバーSUVもクーペのパチもんで終わりですね、それでいいの?デザイナーとしてクルマづくりのプロとしてどうよ?と問いたい。わかりやすく言えばクーペカッコいい。
でも実用性は大事ですね。そして結局
そもそもクーペルックなどと吹かしてる車ちっともクーペぽくないです。本格的なセダンの様な堂々たる重厚さもなく、クロカンのハードでタフな頼もしさもなく、もちろん本物のクーペのスタイリッシュさもない器用貧乏なクルマって事ですよね、それでいいのかぁ?
ま、偉そうな事言っても僕も2座より4座のクルマが便利で好きなので、実用性の有り難みは身に沁みます。やっぱ後席有ると超便利ですし、拷問部屋のような後席でもクーペカッコいい。
そんなカッコいいクーペが羨ましくなって、そろそろスタイリッシュを極めたクーペルックミニバンの出現も近いかな?