今日も暖機運転・・・(ヽ´ω`)

車が好きでブログをはじめました。特に根拠もなく妄想をゆる〜く書いてみます。

クルマの世界の9割

みなさん本読んでますか?意識高い系のビジネスメーンの方など結構ビシネス本を読んでるように、意識高い系のクルマ好きも「プレイドライブ」や「オートメカニック」そして意識高い系過激派は「オプション」を読んでいることでしょう!

実はビジネス本界隈では9割本なるものが流行ってる?とか。
多分「人は見た目が9割」「人は話し方が9割」という本がヒットしたからだと思います。
ちなみに「人は聞き方が9割」なんて本もあってどっちだよ?って思いますが、1つの要素に集中する一点突破型にはめぐみんの爆裂魔法のようなロマンがありますね。

 

 

 

クルマの世界の9割

〇〇が9割とか〇〇は9割なんて言われても極端すぎてどうよ?と思いますが、勢いはあっていいですよ。プレゼンでも「と思います」より「という事です」と言い切るほうが説得力は増すようです。
そう、多少強引でも一方向に特化して切り崩すという戦法ですね。アスターテ会戦でラインハルト上級大将が鮮やかにこれをキメてます。これを見てから僕もゲームなどで一点突破や各個撃破をバカみたいに繰り返し今に至ります。

それは置いておいて、ではどんな9割がクルマの世界に有るんでしょうか!僕が独断と偏見のみで9割ってみましょう!

 

 

スポーツカー購入は思い切りが9割

これに付きますね。そもそも〇〇だったら買ったのに(例えばMTの設定があったら)なんて言ってる人で、実際後々のマイナーチェンジで〇〇になっても買ってる人見たことないです。
欲しい人はもう欲しさが勝ってネガが見えてない状況なんで脊髄反射で買っちゃうんですよね。

逆に言えば自分をそういう状況に追い込みましょう。

ともかく思い切りが大事です!ここは自分のことだけ考えましょう、もしくはコロンブスの卵的発想を発揮して「荷物が載らない」や「室内が狭い」などもポジティブに捉えて、断捨離の哲学をクルマから学ぶんだ!と家族や自分を説得すれは突破口は開けます。まずは意思です!硬い意思です!自分を騙しましょう、いや騙してないですねさらけ出しましょう。
そもそもスポーツカーなんて「欲しいから買う」以外の動機なんてないでしょ!
でも懐が厳しい方は家族を優先しましょうね。

 

 

 

洗車は愛情が9割

洗車愛好家の名言に「洗車とは車に愛情を注ぐスポーツだ!」というのが有ります。(知らんけど)
まぁ気合の入った洗車愛好家なら水洗いからはじめ洗剤でボディを洗い、ホイールやグリル、モール、エンブレムなど各部を丁寧に洗浄、その後しっかりワックスをかけ、更に内装の掃除とみっちりやれば2時間コースでしょう。

成人男性がやればこれで約400kcalほど消費するようです。うーん、ダルい割に大したことなかったですねぇ。いや気合の入った洗車愛好家のエクストリーム洗車なら600kcaiは行くでしょう!

これを月4セット+雨が降ったあとに行います。梅雨の時期なんか賽の河原にいるようなもんです、愛情がなきゃやれないね。

 

フルバケは我慢が9割

異論は有ると思いますがまぁ待ってください。そもそもフルバケなんて一般公道をメインで走るクルマに要りますかと。
確かにレーシーでかっこいいしスポーツカーには似合うんです、実際それだけで買う価値はありますね。

 

レーシーで機能重視な見た目は最高です。

しかも付けた当初なんかは全身を包み込む官能のホールド感に陶酔ですよ、均一に体の圧がシートに掛かるのでクション性は低くても案外乗り心地も良かったりします。
しかし!そんな気持ちよさもつかの間、しばらくするとフルバケのしんどさが浮き彫りになってきます。
まずは乗り降りがだるい!肩も太腿もしっかりホールドする為に文字通りカゴのようになってるので、コクピットから脱出するためにはシートを乗り越えて這い出さないとだめなんですよね。疲れてる時や何度も降車する状態だとこれがキビすぃ!

他にも肩のサポートがしっかりしてるので、シートベルトを取ろうとしても腕が後ろに回らなかったり、駐車券やドライブスルーの時も案外このホールド性が仇になって、なんか腕が短くなった気すらしてしまいます。
またフルバケの特徴であるホールド性の良さは、夏場には熱がこもって体の後ろ半分がサウナ状態になるのも厳しいですし、これで変な痩せ方したら目も当てられません。

痛くなく開放的なアイアンメイデン、それこそがフルバケなので若干拷問要素は残ってます。

地獄の拷問器具アイアンメイデンファミリー

 

だったらセミバケにしろや!で解決するっちゃするんですが、フルバケは安いし軽いしスポーツカーにはうってつけなんですよねぇ。
ファッションは我慢という言葉があるんですが、フルバケ装着車にはそれ言える気がします。なるべく耐えてくださいね。

 

 

バッテリーあがりは放置が9割

4つ目にしていよいよネタ切れです。

何ヶ月も乗ってないクルマって当然のようにバッテリー上がりますよね。他にはオルタネーターが貧弱な旧車や同じくそれが故障してるクルマか、必要以上に電力を消費してるクルマですが、最近はなかなか見ませんよねぇ。

皆さん、せっかくの愛車です。こまめに乗ってバッテリーを充電してあげましょうね!終わり!

 

 

ドラテクはブレーキングが9割

おいおい9割とか言いすぎだろって思われそうですが、これこそ9割系の真髄ですよ、とりあえず一点に特化して言い放ち切る!これです。
でもこれ強引な話な気がしますが当たらずとも遠からずです。

その昔ラリードライバーのアリ・バタネン氏の本を読んだことがあったんですが、誰よりも速く走るには誰よりも遅くブレーキを踏んで、誰よりも早くアクセルを踏むことで、とりわけ速く走るにはとにかくブレーキングだ!と書いてました。(すいませんうろ覚えです)

確かにコーナー進入の肝であり最初のアクションがブレーキングなので、これが決まらないとその後に続くステアもアクセルもスムーズには行かないですよね。
まぁ僕はどこぞのサーキットでレコード持ってるほど速くもないんで、ここらでやめときます。

 

 

9割の世界は宇宙だ?

無限に広がる9割の世界

如何でしたでしょうか?クルマ界の9割お楽しみいただけたでしょうか?
他にも「販売されてるクルマはATが9割」や「事故の証拠はドラレコが9割」などあったんですが、もう面倒くさくなってきました。

ですがこの9割ってなかなか汎用性が高く、安全運転は注意が9割、安全運転は慎重さが9割、安全運転は落ち着きが9割、安全運転ができる冴えた9割の方法とか無駄にバリエーション展開ができるので、本でも出して一山当てたい人は如何ですか?




■画像出典

バケットシート - Wikipedia

鉄の処女 - Wikipedia

クルマで飯を食う

クルマ好きなら

一度は考えたことが有るクルマ関係の仕事、色々ありますよねぇ
ぱっと思いつくのは自動車整備士でしょうか?
僕は「よろしくメカドック」ってマンガを昔夢中で読んでたので、クルマで飯を食うと言えば真っ先にこれが頭に浮かびます。

f:id:Kiro0315:20220324225609j:plain


ざっと調べたんですが整備士の40代の平均年収は400万程度だそうです。これ同じく40代のサラリーマンの平均年収490万円と比べると低いかも?
もちろん平均なのでむっちゃ儲かってる人も居ますし、整備士には資格があるのでそれに寄っても変わってきますね。
またディーラーと違い街の整備工場などは色んなスタイルが有るので、相当変わってきそうですがメカいじりが好きな人にはたまらない職業かも?

 

僕は運転手になる!

さて次に思い浮かぶのはなんでしょうか?運転手ですかね、タクシー運転手でしょうか?

f:id:Kiro0315:20220324225940j:plain


しかしこの仕事やたらとキツイと評判ですし、クルマ好きからも客をひらうために危険な運転をするなどで嫌われてる職業です。
接客業ですし収入も安定してないなどやはりネガティブなイメージを持ってる人も多そうです。
ですが何にでも向き不向きは有るようで、実際仕事をしてる人の半数以上はタクシー運転手に満足してるのだとか。

f:id:Kiro0315:20210131221742j:plain


同じく運転手としてもっと思い浮かぶのがレーサーでしょうか、これ正直野球選手やサッカー選手より難易度が高い気がします。
そもそも日本でレースだけで食えてる人って居るのか?とすら思ってしまいますよね。
F1やWRC、インディをはじめとするアメリカのビックタイトルレース、また国内のスーパーGTやスーパーフォーミュラに乗れれば食えるかもしれませんが、それ何人居るんだって世界ですね。関係ない話になりますが僕は毎年鈴鹿にレースを観に行ってるんですが、マシンのエギゾーストノートだけでごはん軽く三杯はいけちゃいますね!え?その飯を食うとは違う?

話を戻しますが、正直トップレベルまで行かないとレースでは食えないでしょうね。もっともそこまで行けてる人が実在しますから誰もが無理ってわけではないですが、類まれな才能と強運がないと厳しそうです。ジャンボ宝くじ当てるより難しいかも?

ちな僕は大昔中山サーキットでイキてった時にバコバコ抜いてくる速いやつが居て、そいつは地元でも速いと知られた人で才能の違いに凹んだんですが、その彼が近畿のローカルなレースで鳴かず飛ばずだったと知り、これは絶対ムリな世界だと思い知りました。

 

どんどん売っちゃいなよ!

まだまだクルマに関わる仕事はあります。今度は売る側です。
新車を販売するディーラー、中古車を取り扱う中古車店、自動車のセールスマンもこれまたディープにクルマに関わる仕事ではないでしょうか?
これまた好き嫌いが分かれそうな仕事で、クルマが好きなだけでなく接客という人と関わるのが好きでないとつらそうな仕事です。

f:id:Kiro0315:20220324225140j:plain

最近数が少なくなった気がします

 

特に今の日本は不景気で新車が売れにくくなっており、売上が物を言うセールスマンにとっては厳しそうですね。
対して中古車屋は売るだけでなく仕入れもあり、色んなクルマに接する機会もありそうでちょっとワクワクしそうですね。
ちなみに営業職というのはノルマという過酷な条件も有り、離職率の高い職業なのだとか。
一般的な仕事に見えますがこれ結構クセが強くて奥が深い仕事のようですね。

 

伝える力が武器になる

クルマに関わる仕事としてレーサーという最難関を紹介したので、随分敷居が下がって見えますがこれもなかなか難しそうな自動車評論家です。

f:id:Kiro0315:20220324230346j:plain

1億総評論家時代の魁の名著ですね。

 

その昔徳大寺有恒さんの間違いだらけのクルマ選びという本が爆発的に売れ、自動車評論家という仕事が一気に知れ渡ったような気がします。
そもそも物書きですから出版社などと契約をし、そこからの依頼で記事を書いたりするので正直この時点で厳しいですよね。

とは言え今はネットの時代です。SNSなどを駆使すれば自分でも自動車の感想など配信できる時代なのです。

代表的なのはYou Tubeでここで個人のクルマを募集して紹介してる番組などを作って収益を上げてる人も居ます。果たしてそれが自動車評論家なの?という意見もありそうですが、例えば素人なりの切り口でプロにはない視点で番組を作るなどすれば、それはそれで既存にはない価値観を提供できるのでは?なんなら後部座席評論家やカーゴスペース評論家などニッチな世界を開拓して第一人者になれるかも?

 

ゼロから作る

これまた難易度は高いですがカーデザイナーや設計者もありますね。
カーデザイナーはインダストリアルデザインの世界なので、デザインセンス以外にも工業的な知識を要求されますし、実際どうやってなれるのかわからない人も多そうですね。

f:id:Kiro0315:20210407223631j:plain


基本は大学や専門学校で学びメーカーに就職するのが一般的ですが、有名なイタルデザインを始めとして外部のデザイン事務所に行く手もありますね。

もっともクルマのデザインもエクステリアだけでなくインテリアやその中でもシートだけだとか細分化されています。
ちなみに今や怪談話で有名な稲川淳二さんですが、車止めのデザインや自動車関係のデザインもしているプロダクトデザイナーです。

みなさんご存知のように自動車は複数のパーツから構成されてるので、例えばエンジンベイのデザインやドアノブをデザインをする人も居ます、ただこれは見た目のデザインと言うより設計に近いですが、設計もデザインですので間違ってはないですね。
自動車は複数のパーツの集合体でデザインだけで言えば、シートベルトやブレーキなどその数だけあると言えますし、それを作ってる各メーカーでデザインしているわけなので、そう考えると案外仕事は多い?

設計に関してもクルマ本体だけでなくエンジンやホイール、サスペンションと多岐にわたるので、掘り起こせばその数だけ仕事は存在します。


ダラダラ書いてしまいましたが、まだガソリンスタンドの店員や、オートバックスなどのカー用品店のスタッフ、運転手ならトラックなどの配送業など探せば仕事は山のようにありそうです。

うーん、クルマで飯を食う仕事をぱっと思いついただけ書き連ねましたが、なかなかお気楽に手を出せそうもないですね。

f:id:Kiro0315:20210516222236j:plain


これからますます日本は不景気になりそうですし、政府も働き方改革で副業を進めてくる始末。

好きなことを仕事にすると嫌いになるなんて言われますが、本業でも副業でもどうせ仕事をするのならクルマに関わる仕事は気になりますよね。
でもくれぐれも自動車泥棒にだけは手を出さないでね。(それは仕事か?)

グランツーリスモ7は相変わらずグランツーリスモだった。

f:id:Kiro0315:20220322212614j:plain

待望のグランツーリスモ!さて内容は?

グランツーリスモの新作ができないのなら、クルマに乗ればいいじゃない!とマリー様の声が何度も聞こえた今まででしたが、ついに2022年3月4日にグランツーリスモシリーズ待望の新作「GRAN TURISMO 7」が発売されましたね!

ガソリン高騰によりクルマに乗りたくても思うように乗れない人も、今日からは僅かな電気代と家族の冷たい視線を対価に思う存分好きなクルマを楽しめますね!
(好きなクルマが収録されていたらの話ですが・・・)

さて実は僕はそれほどグランツーリスモ7(以下GT7)を待ちわびていたわけでは有りませんでした。
というのもGT6から随分と時間が経ち待ちくたびれたのと、その間にいろんなクルマゲームをやったり仕事でゲームの時間が減ったりとのあわせ技で、「あ、やっと出るんだ」ってのが正直な感想でした。
まぁ冷めちゃってましたね。ですので買ったのはPS4の通常版です。

早速ではないけどやってみた!

Amazonで買ったので発売日当日には届いてたのですが、一日千秋の思いで待っていたってわけではないので次の日に始めたんですがいきなりアプデ地獄の洗礼に・・・
長風呂から上がるとアプデも終わってたのでプレイ!しかし邪魔で片付けたハンコンが無いと面白くないと気づき、寝ました。

 

ゴソゴソとハンコンとシートを取り出し始める!

早速起動するとピアノのイントロが流れ・・・なげーよイントロ!とイライラしながら観てるとMoon Over the Castleが流れてきてヒャッハーーー!!!これだぜ!と興奮!
GTシリーズはこれですよね!!!!

感動のOPで熱が入ったので興奮したまま一回起動させた時に適当に設定したので再度設定へ、僕のハンコンはT150というまぁそんな高いものでもないので不安でしたが、ちゃんと設定されてました!
さぁ!いざ始めるといや懐かしい!これぞグランツーリスモでした。
特にライセンスですね、ムキになってゴールド目指してた若かりし頃の自分を思い出しましたよ、ま、今回は面倒なのでブロンズでもガンガン進めましたけどね!

しかし昔のグランツーリスモに比べて厳しくなってません?昔は軽くやってもゴールド取れてたんですが、ものによってはブロンズがギリギリの試験も有って焦りましたよ・・・

 

お前誰だよ?

他にも中古車屋が有ったり、チューニングショップが有ったりと「これこれ!これだよ!」ってのが有りニヤニヤが止まりません、そして色んなレースを進めてお金を貯めるってところも懐かしスタイルでお袋の味です。

GT7からはこのともすれば単調な作業に変化を付けるべく「メニューブック」が追加されたのですが、これ人に寄っては意見が分かれるでしょうね。サクサク進めたい人にはちょっと邪魔かも知れませんが、僕はなんとなく気に入ってます。
突然現れたサラという女性が色々教えてくれ「カフェ」がオープンしたから行けなどと、休憩に行く店にまで世話を焼いてくれます。さすがサラ!よく知らない人だけど・・・

 

怪しさ満点のカフェ

サラの知り合いの店なのか?まんまと騙されたのか?マルチの勧誘とかだったら嫌だなぁと現実なら思いますが、GT7はゲームなので電源を切ればすぐに逃げられます。

f:id:Kiro0315:20220322210951j:plain

レース界を牛耳る謎のカフェ?

カフェに行くと車好きが集まるカフェだとか、西風さんの漫画「GTロマン」のロマンだね!と思いましたが、常連客が数名いるだけの怪しいカフェでした。

f:id:Kiro0315:20220322211113j:plain

まさかの店側から注文が!!

何が怪しいって、ここのマスターが注文を聞くどころか「どこそこのレースで勝ってクルマを手に入れろ」だとか「手に入れたクルマを改造しろ」「そして話をしようじゃないか」とか意味不明な事を言い出してきます。マルチの勧誘よりヤバくない?とりあえずカフェオレホット持ってきてよ!

 

走りはなめらかジューシー

カフェの怪しいマスター・ルカにそそのかされレースなど走ってみましたが、挙動はなんだかGT SPORTとは変わってる気がしますね、というか挙動が変わったというかなめらかになった気がします。
ステアリングやアクセルに対するクルマの動きが今までは10段階だったのが20段階になったような、動きの一つ一つに連続性が増してシームレスな感じでリアルさを増してる気がします。

高速で入っていった時のリアのふらつき加減とかなかなかリアルですが、そこからのリカバリーは割と楽ちんなのでやっぱその辺りはゲームかなぁと思います。最初アシストモード入ってる?って思ったくらいでした。

とはいえライセンスで苦戦したように雑に走ってタイムが出せるほど甘くなく、やっぱその辺はリアルに出来てるんだろうなと感じます。とくにアクセルワークに対してはかなりシビアなのでGが感じられないので辛いです。

 

やっぱ相変わらずなグランツーリスモ・その1

お袋の味的なこれこれ!これがグランツーリスモだよ!って部分がしっかり残っていて楽しめたのですが、正直残してほしくない部分もそのままだったのは残念でした。
それがGTワールドを牛耳る「カフェの怪しいマスター・ルカ」がやたら推してくるレースなのですが、これが毎度最下位スタートって厳しくないですか?僕ルカに嫌われるような事言った?

f:id:Kiro0315:20220322210425j:plain


確か過去作のGT4にはレースにもしっかり予選が有って、圧倒的に遅い車を処理するという不愉快さを感じなかったのですが、GTはレースを主軸においてるゲームなのに相変わらず最下位スタートとは理不尽の極み、なんで僕だけ毎回ペナルティスタートなのさ!!!
正直この時点でシミュレーター系レースゲーからマリオカートにクラスチェンジですよ・・・俺強えーーー的チキチキ大爆走みたいな陳腐な遊びがしたんじゃなくてカーレースがしたんですよ、その辺このゲーム作ってるスタッフには理解してほしいですね。

ちなみにこのレースですが、雨の場合遅い車でも抜くのが面倒なのですが、何回も途中棄権したら雨から晴れに変わってましたね。これは裏技?


f:id:Kiro0315:20220322210810j:plain

ハイパワーFRでニュルでも平気で踏めちゃうぜ!

更なる不満点ですがグランツーリスモは圧倒的に恐怖が足りないですね。
感覚が麻痺してなければ高速走行は結構怖いものです。ましてや知らないコースや他車とのバトルになれば尚の事なんですが、GTシリーズは他のゲームとは違いエフェクトなどを加えてない?のでニュルなんかでも怖くなくガンガン踏めるんですよ、でもなまじ挙動はリアルになってるのでドーーン!って飛んでいきます。

もう少しスピードの怖さを教えてくれ!!!!恐怖に打ち勝ってアクセルを踏み抜く醍醐味が欲しいぜ!


次に中古車です。これも前から有ったのですが今回は有るクルマ全てを新車で買えないようなので、中古を探すしか無いのですがクルマの在庫の動きが鈍いです、中古車屋は2〜3店鋪別にあっても良かったのでは?とか思います。中古車屋を見て回る楽しさを加えて欲しいです!

f:id:Kiro0315:20220322210549j:plain

f:id:Kiro0315:20220322210612j:plain
加えて不思議とRX-7(FD3S)は新車で買えるっぽいんですが、何故かむっちゃ高いです。はるかに高価なBMW M3(E92)をブッちぎる価格です。
M3クーペの新車価格って1000万円超えてませんでしたっけ?じゃあセブンはなんぼやねんと、ディーラーで売ってる新車でしょ?意味が分からん。

 

やっぱ相変わらずなグランツーリスモ・その2

ここからは良かった点です。
夢中になってやってた過去作のサーキットの復活ですね。走り込んでるだけにコースを知っているので敵車と対等に戦えるのが嬉しいです。
やっぱディープフォレストやグランバレーは燃えます!しかも圧倒的に美麗なビジュアルで走れるんですよ!最高じゃないですか!

僕は市街地コースが好きなので「イタリア市街地コース」の復活を願います。あとアメリカの「パイクスピーク」も復活してほしいです!


f:id:Kiro0315:20220322210644j:plain

あとチューニングですね!外観のアルミの交換やエアロの追加は当然のこと、以前のように自由度が上がりましたね。特にGTウイングのバリエーションは豊富ですね!
そしてサスやエンジン、ボディメイクなどかなり複雑にいじることも出来ますし、そこから綿密なセッティングも出来るので、好きなサーキット専用のスペシャルマシンづくりも捗りますよ!

ただ僕はレーシングモディファイがむっちゃ好きだったので、これ復活して欲しいですねぇ。
車体の変更箇所やカラーリングなど「ほう、そう来たか!」と感動したものでした。
これ復活してくれたら花丸です!!!

そしてGTと言えば豊富な掲載車種!!!と言いたいところですが、今のところはGT SPORTに毛が生えた程度ですねぇ、昔のGTは同じ車種でも複数グレードが収録されており、自分のクルマをドンピシャで選べたんですよ、これに関しては後々のアップデートでの車種追加に期待していいんでしょうかね?

 

今は満足!80点ってところですかね。

早くもサーバーメンテなどでSNSでは不満が噴出してる感のあるGT7ですが、僕の場合1日2時間もしたら疲れるので今の所出来ないから辛いってのはないです。

冒頭でも書きましたが操作感がなめらかなので高性能のハンコンが欲しくなっちゃいましたよ。
あと気になるのはVRですかね、結構酔っちゃうのでそんなにやりたい!とは思わないですが、あの完全にクルマの中に入り込んだ感覚はたまりません!
まだPS5のVRの発表も無いのでGT7が対応するのかGTVRなんてのが出るのかわかりませんが、VRはちょっと待ち遠しいですね。

まぁ、それより今はEDまで進め、その後は欲しい中古車を発掘してまったりGTライフを楽しみますぞ!

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

BEV発表に思うトヨタのヤバさ

f:id:Kiro0315:20220107215827j:plain

まさかのBEV超ラインアップ!

2021年12月14日に突然トヨタ(レクサス含む)がBEV(バッテリーEV)を発表しました。
豊田章男社長がプレゼンする中、いきなり5台も出すのかと思ったら背後の幕が落ち更に多くのEVが登場、計30車種というフルラインアップだそうです。

トヨタヤバいな!

それはこんな台数を一気に出したことではなく、翌朝ネットで見た反応でした。
その多くは肯定的な反応で「トヨタよくやった!」という論調で、EV路線に本格的に乗り出したトヨタに対する賞賛でした。
僕の見た限りなのである部分ではトヨタ叩きが盛んだったのかも知れませんが、それも海外EVメーカー乗りの一部の人たちくらいって印象でしたね。

 

f:id:Kiro0315:20220106160713p:plain

トヨタ自動車株式会社You Tubeチャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=WwPQmirOyJE

いやぁほんとここが凄いいや怖い、何がってこの時のトヨタの立ち位置だったんですよ、不思議なことに僕が知るかぎりアンチがそれほど騒がなかったんですよね。
トヨタのイメージって僕のようなオッサンの場合、どっちかと言えば「好きじゃないメーカー」に分類され、クルマに興味の無い層に受けるクルマを作って常に業界トップに居座ってる企業って印象でしたね。
だって僕が物心付いた時からずっとトップのメーカーで、右も左もトヨタ車だらけでしたよね。(とは言え昔は日産が強かったですが)

僕はファーストカーがトヨタコロナクーペだった事もあり、そこまでアレルギーは無いのですが別のメーカーを信仰してる人は目障りなメーカーでしょうね。

今更トヨタの強さは言うまでもないですが、我が日本ではシェア50%で常に売れるものを出し続ける無敵のメーカーで、世界的に見ても2020年の販売台数でVWを抑えて世界1位です。
アーマードコア4だったら国家解体戦争に確実に参加してますよ。

ちなみに昔のトヨタは会社規模は大きいが無形資産で計算した場合、遥かに企業規模の小さいコカ・コーラにも負けると言われてましたが、今やプリウスのHV車で世界をリードしレクサスブランドを展開するなど、ブランドイメージの構築にも余念がないです。

 

怒涛のEVラッシュで内燃機関ピンチでは?

そんな大トヨタが30台も一気にEVを出せばシェアに物を言わせてEV車だらけにする気か!」と罵声を浴びせられそうでしたが、前述の通りそうはならなかったんですよね。
あの大トヨタが一気にEV戦線に割って入れば、EV化が加速しガソリン車が好きなクルマ好きには面白くない状況になりそうなものなんですがね。

ところがどっこいそうはならなかったのがトヨタの凄くも怖いところです。

f:id:Kiro0315:20220106161544p:plain

しっかりスポーツモデルもラインナップ


その原因はトヨタの今のイメージの有ると思います。今までのトヨタはクルマ好きに訴えかけるエモーショナルな部分が足りなかったと思います。
過去にはF1をやったり今もWRCや耐久レースなどモータースポーツにも積極的ではあるんですが、こと日本ではクルマ好き=モータスポーツ好きとはならないようでした。そこへやってきたのが現社長の豊田章男氏です。
トヨタは彼のキャラクターをうまく使いアイコニックブランディングに打って出ます。

 

トヨタのキャラ=豊田章男社長?

今やクルマ好きで有名な人ですがかなりの筋金入りで、2007年の副社長時に社内チーム「Team GAZOO」を立ち上げニュル24時間に参戦、2017年には「ROOKIE Racing」を設立、モータースポーツへの自らの関わりも積極的でした。
社長就任からは86やスープラ、GRヤリスなどスポーツカー逆風の時代にスポーツモデルの投入にも意欲的で、インタビューなどでも「うるさくてガソリン臭いクルマが好き」と公言し、その時代に逆行するような発言も従来のクルマ好きの琴線には触れたようです。

わかりやすく言うと・・・

・とにかくクルマらしいクルマが好き
・モータスポーツに積極的に参加してる
・新型スポーツカーを投入している
・水素エンジンなど内燃機関を諦めない
この姿勢で着々とクルマ好きの外堀を埋めていきます。

これだけでは有りません、まだトヨタには追い風が有りました。
HVでは先行したトヨタでしたが、それを大事にしすぎたのか(?)EVには及び腰感がありました。
その間、トヨタ内燃機関でまだやれる!と水素エンジンでレースをするなどアピールもしていたんですが、ヨーロッパや中国はすっかりEV路線に転換し内燃機関の排斥を進めていました。
まるで世界からトヨタカーボンニュートラルに積極的でない」「環境に優しくない」という立ち位置にされた感があり、トヨタだけでなく日本はEVに乗り遅れてるとすらされていました。(様に見えてました)

 

まさかのトヨタ日本代表説

つまりトヨタはクルマ好きの期待には応えてるが、EVを出さないので環境問題をおろそかにしてると。
もはやトヨタvsクルマ好きではなく、トヨタvsサスティナブル思想軍団へと雰囲気が変わりました。
しかも相手が欧州や中国であり、とくに欧州はEV化を進め日本車を排斥しようと目論んでるなんて見方もされ、もはやトヨタvs欧州メーカーというより日本vs欧州メーカーの図式にスライドしちゃいました。

f:id:Kiro0315:20220107220218j:plain


要するに知らない間にこの問題に関してトヨタは世界と戦う日本代表になっちゃってたんですね。
さぁ、ここで満を持しての EV投入だったわけです。

冒頭で言った通りトヨタは日本のみならず世界的に見ても巨大自動車メーカーで、このトヨタがフルラインアップのEVを一気に投入するなんて、もはや内燃機関の息を止めに掛かってるようなものですが、そうは捉えられず豊田章男社長のキャラクターや、実用化するか微妙さ満点の水素エンジンでレースをやったり、HVで内燃機関の生存率を上げるなどのアピールと、欧州の内燃期間いじめ=日本メーカーいじめに見える図式が渾然一体となって、外野からはトヨタがEVで先んじてたように見える海外勢にカウンターを食らわしたように見えてしまいました。

そしてトヨタやったぜ!へ繋がっていくんですね。
いやぁ怖いわトヨタ。これクルマ好きのハートを掴んでなかったら総スカンでしょ?

 

車作りだけでないソツのなさがトヨタの強み

正直僕はここまでの流れは自然発生的なものではなく、トヨタの広報活動や様々なマーケティング手法に寄って生み出されたものだと思うんですが、章男社長を使ったアイコニックブランディングの成果や、今まで培ってきた実績の積み上げの為せる技ですよね。

しかし知らない間にここまでうまくイメージをコントロールして、大量のEV攻勢までもいい流れに結びつけてしまう大トヨタ、頼もしさ反面怖さも感じちゃう今日このごろ、これを黙って見逃さず他の国内メーカーの逆襲にも期待したいところですね。

ロータリーよ君はどこへ行く

いまだ不透明なロータリーの未来

6月28日の日経新聞の記事によると、マツダはEV化へ進めるにあたって計画されていたレンジエクステンダーREを中止するそうです。
まぁ日経は「日産、スカイラインやめるってよ!」など結構やらかす新聞なんですが、それでもどっかから聞いた話が元なんでしょうね。

 

f:id:Kiro0315:20201110225622j:plain

レンジエクステンダーは消えてもREは残る

記事によるとレンジエクステンダーはやめるけど、REは作るよって内容なんですよね。
REはレンジエクステンダーとしては振動が少なく、常に充電できるのでEVの弱点を補える良い構造だと思うんですが、バッテリーを小さくして小刻みに充電する方向を選んだようです。(記事によれば)
あれ?つまりREは出すってことはハイブリッドロータリーって事なるんですが、確かにトルクの細いREにとって初速から最大トルクの出せるモーターとの組合せって相性いいですよね。

 

f:id:Kiro0315:20201114230410j:plain

ロータリーエンジンのプレミアム性を活かすなら

マツダアイデンティティとも言えるREなので、使うのならプレミアム感の出る車種ですよね。
振動の少ない滑らかなREなので高級セダンでもいいんでしょうけど、マツダって直6開発してましたよね。
あれ今はどうなってるんでしょうか?噂だと雲行きも怪しそうですし、なにより直6とロータリーと2基も開発して使いこなせますかね?
そう考えると直6をやめてREに絞る?うーんそれはきついギャンブルですね。

でも現在開発中のFRのシャシーを活かすのなら、RE+HVでプレミアムスポーツカーでしょう!長年噂のラグジュアリースポーツRX-9!もしくはコスモですね。

 

幽霊のようなロータリーエンジン

結局出るのか出ないのかわからないRE車、幽霊のような宇宙人のような、居るのか居ないのか出るのか出ないのか謎めいた存在ですが、個人的には出て欲しいとは思います。
でも今のマツダの台所事情考えて、ロータリースポーツを出すような大博打が出来るのか疑問ではありますよね。

でも間違って発売されたら、出た直後はバカ売れしそうです。でも2年目から一気に落ち込む未来が・・・、スポーツカーあるあるですね。
宝くじのように当たった妄想で楽しんでるようで虚しいですが、それでもやっぱ令和の時代に作られたロータリーエンジンのスポーツカー、見てみたいですね!

 

kiro0315.hatenablog.com

 

 

ボケてもきっと忘れないよ!Vol.3(恐怖の洗礼AZ-1)

脳裏に焼き付いたクルマの思い出をだらだら書くだけの「ボケてもきっと忘れないよ!」もVol.3です。
思い出して書くだけなので楽ですね。
その思い出ですが、今回紹介するクルマは幾多の恐怖体験をもたらしてくれたバブルが生み出した伝説のクルマ、当時走る棺桶なんて言われた「マツダAZ-1」です。

 

f:id:Kiro0315:20210608182755j:plain

マツダAZ-1 ※これはイメージです。

走る棺桶というかナンバー付きおもちゃ

これは僕が昔勤めていた会社の取引先の担当が乗っていたクルマで、当時プライベートでも良くしてもらっていたのでちょくちょく遊んでいました。
そんなある日遠出をすることになりお客さんのAZ-1に乗せて貰うことになります。
今回は自分では運転せず助手席の話なのですが、実は一番脳裏に焼き付いてるクルマです。

ざっと地獄車もといAZ-1を説明すると、バブルで我を忘れたマツダが調子に乗ってオートザムというブランドを立ち上げて作った軽スポーツカーです。
全長3mちょっと重量720kgのボディに64馬力の直列3気筒のターボエンジンをミッドシップにマウントしており、もちろん2シータでドアはまさかのガルウィングと、本気なのか冗談で作ったのかよくわからない、考えようによってはスーパーカーと言えなくないか?と脳がバグるようなスポーツカーでした。

 

初対面からカマしてくれました。

まぁ現役当時でもあんま売れてなかったので見ることも少なかったのですが、まさか乗ってる人が居るとは思わなかったので「どこか遠出する時はAZ-1で行きましょう!」と頼んだのが悲劇の始まりでした。
当日現れたそのクルマは結構走り込まれており、そのボロさ加減は風格さえ漂うほどでした。
では早速と中途半端に重いガルウィングを持ち上げて乗り込もうとすると背中に衝撃が!助手席のドアのダンパーがヘタっていたので、重力のパワーをまとったドアが僕の背中を襲ってきました。
地味に痛いよこれ。

f:id:Kiro0315:20210608182825j:plain

マツダAZ-1 ※これはイメージです。

「そうそう、ダンパーへたってんですよぉ」と笑いながらドアの根本にソケットレンチを噛ませドアが落ちないようにしてましたが、これはこれで不安感を煽ります。
ドアの先端が断頭台のように刃が付いてたらザムっと僕の体真っ二つですよ、そんな事ありえませんが有り得そうなオーラを放つマシンAZ-1。初っ端から嫌な予感全開です。

 

正直遅いわりにゃ怖い。

早速走り出すんですがたった660ccのエンジンのくせに真後ろから唸り声を上げうるさいです。そしてなんだか熱いです。
あれほど狭いと感じたCR-Xがサルーンだったのでは?と思えるほど息苦しく狭いコクピット。挙げ句エアコンも故障で効かないので窓を開けようと思うんですがこの窓も小さい、酔って吐きそうになっても頭も出せないほどの小窓です。もし走行中に酔ってしまったらガルウィングドアを開けてのエクストリームゲロしか手段は無いです。

灼熱と騒音で悶絶する僕をよそにひたすらスロットルを開けるドライバー、メキメキミシミシとエンジンの唸りとともにボディも唸ります。怖いぜ!
正直ターボとは言え660ccの64馬力なので速くはないです。しかしアホほど低いので割りと、いやかなり速度感はあります。RX-7も大概アイポジションが低いんですがこれは台車に座ってる感覚なので更に怖い、というかこれ本当に台車にエンジン付いてるような感覚ですね。サスも仕事してるのかどうか怪しい。
とは言えしばらく乗ってると慣れてきたのか横乗りでも面白くなってきます。こりゃどこかのタイミングで運転させてもらおうかなぁとか思ったり。

 

やっぱ乗らない(いや乗れない)

目的地は割と遠いので高速道路に上がるんですが、ここで更にワンクラス上の地獄を味わいます。
速度が上がるに連れ予想通り会話ができないほどにうるさく熱い、とにかく背後が熱い、カチカチ山ですよ。たぬきに親近感湧きましたよ。
あと他人の運転ってやっぱ自分とリズムが違うので怖いんですが、そこで飛ばされると更に怖いです。

悪い事にこの人がそのよく飛ばす人で、バシバシアクセル踏んでガンガンハンドル切っていくんですよ、まぁ運転は上手いほうなので死なないだろうなと思ってた時でした。
走行車線から追い越し車線へしなくてもいいのにスパッと車線変更をして、猛烈に挙動が乱れたわけですよ。スパッとと言ってもまぁ素早い車線変更レベルだったんですが、僕は見逃しませんでした。奴は確実にカウンターを当ててましたね。

なんで車線変更でカウンター当ててんだと脳内の叫びを飲み込み「いやいや、そう言う運転もういいですよwww」と牽制したつもりだったんですが、当の本人も結構焦っていて「いやぁスピンしかけましたねww」と苦笑い、わざとじゃなかったなんてやっぱこのクルマ怖い。その瞬間運転させてくれって言う気はなくなりました。
助手席に座ってるだけでこれだけメンタル削ってくるクルマも珍しいです。

 

f:id:Kiro0315:20210608182904j:plain

マツダAZ-1 ※これはイメージです。

走る棺桶伝説

ミドシップは限界は高いのですがスピンすると手がつけらない特性が有るんですが、AZ-1はステアリングギアレシオ2.2のクイックなハンドリングに、2.2m程度のショートホイールベースが相まって、限界の敷居が低いナチュラルに冷や汗がかけるハンドリングのようですね。

実際このクルマがどれほど大事故を起こしていたのかわかりませんが、横に乗ってるだけでもその類まれなる際どい実力は実感できます。
走る棺桶のうわさは伊達じゃないね。家路についた時生きて帰れて良かったと心底思いました。

無事生還した後、自分のRX-7(FC3S)を運転すると、圧倒的な信頼感としっかり仕事をする(様な気がする)カヤバのサス、なめらかに回るロータリーエンジン、素晴らしい!
日頃僕のRX-7を狭いとか煩いとか文句を言ってる会社の先輩や同僚に一度AZ-1を味わってほしいものです。これに比べたらどんなクルマも極上ですね。
家族に狭いとか乗り心地が悪いとか言われてるスポーツカー乗りの皆さん、一度家族をAZ-1に乗せてあげましょう!

バブルが生み出した熱狂のスポーツカーと言えなくもないAZ-1、あの時代の空気に乗って勢いだけで作ったようなAZ-1、確かにあのカートの様な乗り味はハマると病みつきになるんでしょうね。

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

 

画像出典Wikipedia

マツダAZ-1

ボケてもきっと忘れないよ!Vol.2(軽くて軽いCR-X)

思ったのと違う!こういうセリフが出た時の事ってハッキリ思い出せます。
良くても悪くてもインパクトが有るので脳裏に焼き付くんですよね。良ければ歓喜、悪けりゃ失望です。では両方だったら?
今回は小波のようにそんな感情がささやかに上下した小さなスポーツカーの思い出です。

 

クーペ教の信者として洗脳の日々

僕はクルマが好きでよく職場にもクルマで行ってました。当然帰りは仲の良い同僚とご飯でも行こうよと僕のクルマに乗せてあちこち遊びに行ってました。
当時の僕の愛車はトヨタコロナクーペというクルマで、スポーツカーと言うよりはプチハイソカーでしたが、「次はこんなクルマが欲しい」とか「スポーツカーは楽しい」などと話しながら同僚を洗脳する忙しない日々でした。

僕の話術が達者だったのか同僚に素質が有ったのか、まんまとスポーツカーを欲する病に掛かってくれました。もちろん発病すれば症状が出るので、彼は程なくしてスポーツカーを本能の命ずるままに、文字通り何も考えず安くてすぐ買えたって理由で黒の2代目ホンダCR-Xを購入してしまいました。しめしめ。

納車の次の日に会社に乗って見せに来るほどのはしゃぎっぷりは、病状の進行具合の深刻さを感じさせ「将来有望だな」と思わず目を細めたものでした。

 

f:id:Kiro0315:20210602213420j:plain

ホンダCR-X SiR  ※これはイメージです。

CR-Xの印象

当時僕の周りはクルマ好きばかりで色んな車の話をしてたのですが、CR-Xはその小さく低いシルエットと黒が多かったのでゴキブリなどと呼んでたんですが、確かに低く小さなボディにテッカテカの黒はそう呼ぶにマッチしすぎてました。当時でも小さいなと思ったかわいい印象だったのですが、今見たら軽より小さく見えてその小ささが更に際立ちそうですね。

ゴキブリとは言いましたが二代目CR-Xのデザインは特にずば抜けた特徴は無いのですが、FFのファミリーカーの日常的な道具感と、クーペの持つスポーティさが相俟った入門スポーツカーにふさわしい気取りのないデザインで、今のホンダには無い嫌味のなさが光る秀逸なデザインで、スニーカーっぽいカジュアルさを感じさせボーイズレーサーらしいカッコよさですね。

 

噂通りのホンダ車

さて、仕事も終わり早速CR-Xとご対面です。
開口一番友人は「クラッチが重くて疲れた」とのたまったので、テンロククラスでクラッチが重いだと!と早くも緊張のレベルが増しいやが上にも期待が高まりました。しかし実は彼が教習所以来MT車に乗ってなかったのを僕はこの時知るよしもありませんでした。

そんな事を知らない僕の脳内では、クルマ雑誌で読んだ軽いボディにパンチの効いたZC型エンジンで筑波を驚異のタイムで暴れまわった昔の雑誌記事が脳裏をよぎります。なんと言っても当時FFでこんな速い車はそうはなく、今大人気のAE86なんてCR-Xのインパクトの前では完璧に空気でした。

こいつは油断できない!そう思いながらドアを開けると・・・軽っ!4ドア?と思うほど軽いドアでしたが、まるでレーシングカーだぜと勝手に思い込み乗り込みます。べチーーーン!一斗缶を蹴ったようなこれまた軽い音でドアが締まります。ホンダ車ってやっぱ色々軽いんだなと妙に関心しながらクラッチを踏み込むと・・・軽っ!え?このクラッチってゴム止め?と思うほど軽っ!僕のコロナクーペの半分以下の軽さでしたねぇ。


軽く軽〜く

日頃スポーツカーに乗らない人間の言うことは当てにならない、今更それに気づいたのでもう期待もせずにエンジンを掛け走り出します。
軽っ!走り出してすぐわかる車体の軽さ、そしてそれを感じさせる車内のサラウンドで響くミシミシ音!やっぱホンダはボディが・・・と思いながら850kgという車体の軽さと頼りなさを感じながら軽いクラッチを踏んでどんどんシフトアップ。
この作業がまた軽い!よく軽トラが面白いっていう人いますけど、それに通じるタッチの軽い操作感ですね。

大通りに出たのでアクセルを踏み込んでやるとこれまた軽っ!いやぁボデイの軽さも有るんですがエンジンが回る回る!ターボのようなドンと来る感じが好きな僕でもこれはいい!と興奮!ボディが軽いのでこう色々エンジンの仕事も伝わってきます。

このエンジンの吹け上がりがサスやボディの作りを上回った感じ、バイクですね!クルマはバイクと違って椅子にドッと腰を落とし四輪で支えられたどっしり感があり、エンジンも前方か後方の遠くに有りますが、バイクは跨った直下にエンジンが有り、そのエンジンを囲むフレームに引っ掛かるように乗るので、まるでエンジンを抱え込むような形で加速やコーナリングとなります。要はバイクの乗り味ってエンジンに乗っかってる構造上エンジンそのもの味を相当受けるんですね。

ところがクルマはエンジンとドライバーの間に色んな操作系が干渉してバイクより曖昧になってます。でもCR-Xは違いました。メキメキ唸る頼りないボディにやたら跳ねる社外サスの影響もあってか、エンジンの躍動がダイレクトに感じられました。
850kgという軽さもさることながら、FFはステアと駆動輪が同じなのでそのへんも相まって一層そう感じさせたのかも?
ともかくCR-Xの全ての軽さに合点がいきました。やっぱこれはバイクだ!

 

f:id:Kiro0315:20210602214157j:plain

ホンダCR-X SiR  ※これはイメージです。

ホンダのNAって評判だけのことは有るね。

未だに僕はターボ派でNAはあんま好きでは有りませんが、後にも先にもこりゃ楽しいなぁと思ったNAはCR-Xだけですね。S2000なんかも評判のよいよく回るエンジンですが、乗ってるとその振動と相まって「いつまで回ってんだよ、怖いよ」って感じでした。CR-Xのカジュアルな面白さに比べると真面目すぎで速すぎでしたね。

余談ですがCR-Xを運転してる最中、散々「やっぱホンダのツインカムはスゲーな!「ホンダのツインカムは楽しいな!」「ホンダのツインカムはよく回るな」「ホンダのツインカムだけは良く出来てるぜ!」とツバを飛ばしながら叫んでたんですが。彼のCR-Xは1.5XってグレードでエンジンはSOHCでした・・・。
車好きを気取ってこれは恥ずいです。あんまバカスカ回るので絶対ツインカムだと思ってましたよ。しかしこの事実、自分のクルマがワンカムと知れば同僚もがっかりし、知ったかの僕の化けの皮も剥がれるWの悲劇なので今でもこの事実は封印しています。

ながなが書きましたがターボ信者の僕としてはD15エンジンで良かったですよ、B16だったら危うくホンダNA教信者になっちゃうところでした。
巷じゃ馬力至上主義が幅を利かせてますが(まぁ僕もですが)このクルマって105馬力なんですよね。でもぶっちゃけこんな運転してておもしろい車もそうなかったです。
100馬力有ればクルマって十分楽しいもんなんだと痛感しましたよ。

今でも思い出してはこれにもう一度乗ってみたくなります、もちろんVTECのSiRじゃなくて1.5 SOHCのCR-X 1.5Xの方ですよ!

 



にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

kiro0315.hatenablog.com画像出典Wikipedia

ホンダ・CR-X - Wikipedia