クルマ好きなら
一度は考えたことが有るクルマ関係の仕事、色々ありますよねぇ。
ぱっと思いつくのは自動車整備士でしょうか?
僕は「よろしくメカドック」ってマンガを昔夢中で読んでたので、クルマで飯を食うと言えば真っ先にこれが頭に浮かびます。
ざっと調べたんですが整備士の40代の平均年収は400万程度だそうです。これ同じく40代のサラリーマンの平均年収490万円と比べると低いかも?
もちろん平均なのでむっちゃ儲かってる人も居ますし、整備士には資格があるのでそれに寄っても変わってきますね。
またディーラーと違い街の整備工場などは色んなスタイルが有るので、相当変わってきそうですがメカいじりが好きな人にはたまらない職業かも?
僕は運転手になる!
さて次に思い浮かぶのはなんでしょうか?運転手ですかね、タクシー運転手でしょうか?
しかしこの仕事やたらとキツイと評判ですし、クルマ好きからも客をひらうために危険な運転をするなどで嫌われてる職業です。
接客業ですし収入も安定してないなどやはりネガティブなイメージを持ってる人も多そうです。
ですが何にでも向き不向きは有るようで、実際仕事をしてる人の半数以上はタクシー運転手に満足してるのだとか。
同じく運転手としてもっと思い浮かぶのがレーサーでしょうか、これ正直野球選手やサッカー選手より難易度が高い気がします。
そもそも日本でレースだけで食えてる人って居るのか?とすら思ってしまいますよね。
F1やWRC、インディをはじめとするアメリカのビックタイトルレース、また国内のスーパーGTやスーパーフォーミュラに乗れれば食えるかもしれませんが、それ何人居るんだって世界ですね。関係ない話になりますが僕は毎年鈴鹿にレースを観に行ってるんですが、マシンのエギゾーストノートだけでごはん軽く三杯はいけちゃいますね!え?その飯を食うとは違う?
話を戻しますが、正直トップレベルまで行かないとレースでは食えないでしょうね。もっともそこまで行けてる人が実在しますから誰もが無理ってわけではないですが、類まれな才能と強運がないと厳しそうです。ジャンボ宝くじ当てるより難しいかも?
ちな僕は大昔中山サーキットでイキてった時にバコバコ抜いてくる速いやつが居て、そいつは地元でも速いと知られた人で才能の違いに凹んだんですが、その彼が近畿のローカルなレースで鳴かず飛ばずだったと知り、これは絶対ムリな世界だと思い知りました。
どんどん売っちゃいなよ!
まだまだクルマに関わる仕事はあります。今度は売る側です。
新車を販売するディーラー、中古車を取り扱う中古車店、自動車のセールスマンもこれまたディープにクルマに関わる仕事ではないでしょうか?
これまた好き嫌いが分かれそうな仕事で、クルマが好きなだけでなく接客という人と関わるのが好きでないとつらそうな仕事です。
特に今の日本は不景気で新車が売れにくくなっており、売上が物を言うセールスマンにとっては厳しそうですね。
対して中古車屋は売るだけでなく仕入れもあり、色んなクルマに接する機会もありそうでちょっとワクワクしそうですね。
ちなみに営業職というのはノルマという過酷な条件も有り、離職率の高い職業なのだとか。
一般的な仕事に見えますがこれ結構クセが強くて奥が深い仕事のようですね。
伝える力が武器になる
クルマに関わる仕事としてレーサーという最難関を紹介したので、随分敷居が下がって見えますがこれもなかなか難しそうな自動車評論家です。
その昔徳大寺有恒さんの「間違いだらけのクルマ選び」という本が爆発的に売れ、自動車評論家という仕事が一気に知れ渡ったような気がします。
そもそも物書きですから出版社などと契約をし、そこからの依頼で記事を書いたりするので正直この時点で厳しいですよね。
とは言え今はネットの時代です。SNSなどを駆使すれば自分でも自動車の感想など配信できる時代なのです。
代表的なのはYou Tubeでここで個人のクルマを募集して紹介してる番組などを作って収益を上げてる人も居ます。果たしてそれが自動車評論家なの?という意見もありそうですが、例えば素人なりの切り口でプロにはない視点で番組を作るなどすれば、それはそれで既存にはない価値観を提供できるのでは?なんなら後部座席評論家やカーゴスペース評論家などニッチな世界を開拓して第一人者になれるかも?
ゼロから作る
これまた難易度は高いですがカーデザイナーや設計者もありますね。
カーデザイナーはインダストリアルデザインの世界なので、デザインセンス以外にも工業的な知識を要求されますし、実際どうやってなれるのかわからない人も多そうですね。
基本は大学や専門学校で学びメーカーに就職するのが一般的ですが、有名なイタルデザインを始めとして外部のデザイン事務所に行く手もありますね。
もっともクルマのデザインもエクステリアだけでなくインテリアやその中でもシートだけだとか細分化されています。
ちなみに今や怪談話で有名な稲川淳二さんですが、車止めのデザインや自動車関係のデザインもしているプロダクトデザイナーです。
みなさんご存知のように自動車は複数のパーツから構成されてるので、例えばエンジンベイのデザインやドアノブをデザインをする人も居ます、ただこれは見た目のデザインと言うより設計に近いですが、設計もデザインですので間違ってはないですね。
自動車は複数のパーツの集合体でデザインだけで言えば、シートベルトやブレーキなどその数だけあると言えますし、それを作ってる各メーカーでデザインしているわけなので、そう考えると案外仕事は多い?
設計に関してもクルマ本体だけでなくエンジンやホイール、サスペンションと多岐にわたるので、掘り起こせばその数だけ仕事は存在します。
ダラダラ書いてしまいましたが、まだガソリンスタンドの店員や、オートバックスなどのカー用品店のスタッフ、運転手ならトラックなどの配送業など探せば仕事は山のようにありそうです。
うーん、クルマで飯を食う仕事をぱっと思いついただけ書き連ねましたが、なかなかお気楽に手を出せそうもないですね。
これからますます日本は不景気になりそうですし、政府も働き方改革で副業を進めてくる始末。
好きなことを仕事にすると嫌いになるなんて言われますが、本業でも副業でもどうせ仕事をするのならクルマに関わる仕事は気になりますよね。
でもくれぐれも自動車泥棒にだけは手を出さないでね。(それは仕事か?)